企業の皆様へ
これは知りたい!
名護市進出ガイド
どの市町村の企業誘致説明を聞いても良いことばかり書いてあって、イマイチ決め手に欠ける。。
そんな気持ちはよくわかります! そこで私たちNDAは、実際に企業の皆さんが地方都市へ進出を検討する上で、
「これだけは知りたい!」というリアルな現状を、すでに進出をしている企業の皆さんに聞いてみました。
ぜひ参考にしてくださいね。
各種ガイド等をPDFで閲覧、ダウンロードしていただけます。
オフィス環境・経費について
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名護市への進出を考えるにあたり、企業側としてまず知りたいのは
「オフィス環境」「人材」そして、それらにかかる「経費」かな。
ここに他県・他市町村と比べて魅力がないとこれ以上検討が進まなくて。 -
そうですよね、そこは安心してください。
現在、名護市への進出企業は52社、のべ1200名以上がこのインキュベート施設群内で働いています。それだけ進出に魅力があると感じている企業や従業員の皆さんが多いんですよ。 -
まず、オフィス環境について、よく聞かれる5つのポイント
【立地】【通信環境】【電気】【セキュリティ】【施設サイズ&金額】をお伝えしますね。
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立地について
名護市の東海岸に面しており、例として名護市役所からマルチメディア館まで、車で約20分、片道13.4kmの距離にあります。
朝は少し渋滞もあり、名護市街地に住んでいる方々ですと約30分ほどみておけば問題ないかと思います。 基本的に公共交通手段が弱く、通勤は皆さん自家用車となります。各施設には従業員の皆さん用の無料駐車場を完備しています。
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通信環境について
通信環境はしっかり整っており、例えばある入居企業では、TV会議をやりながら、重たい映像データを東京本社と日々やり取りをされているそうです。
そのような業務をしている企業でも、通信環境に関する不満はなく、円滑に業務を行えています。
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停電について
沖縄は台風が多く、停電により業務に支障がでるのでは?と思われる方も多いですが、系統電力の二重化対策はもちろんのこと、各施設では非常用発電機も備えており、業務に支障がないようにしています。
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セキュリティについて
クライアント企業が委託先の施設のセキュリティ環境を気にされることは多いと思いますが、大手企業の委託先として、日々機密情報をあつかっている進出企業も多くいらっしゃいます。
マルチメディア館をはじめ、みらい5号館まで、全ての施設は、機械警備や24時間有人監視等をしており、また、施設入り口や各ブースへの入退室においてもIDカードがないと入れません。
なお、各ブース内に鍵付きの区画などを追加工事することも可能です。
施設サイズ&金額について
5、6名までに適した30㎡から、100人程が勤務可能な約500㎡以上のブースまで、幅広く用意しています。
進出当初最初は一番小さな30㎡を借りて、事業規模の拡大に伴い施設内で移転、施設を変更しての移転も可能です。
沖縄県内の都市部と比べてもはるかに安く、社員の交通費などを加味してもお得です!
人材について
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なるほど、施設としてはバッチリですね!
では、肝心な人材についてですが沖縄の方々の県民性とか、
いろんなを聞きますが実際どうなんですか? -
県民性として、男性よりも女性が特に真面目でパワフルだとか、他県に比べて少し時間にルーズなところがあるとか聞くこともありますが、実際は全くそのようなことはありません。
とにかく男女差もなく、皆さんとても真面目で一生懸命、そして時間厳守な方々ばかりです。
名護市は進出企業も多く、他県の業務に携わった経験のある方が多いので、それも関係しているかもしれません。 -
そうなんですね。
しかし、北部エリアは人口も都市部に比べて少なく、
イコール求職者も少ない気がするのですが。
当社が求めるスキルを持った方が集まるかも不安です。 -
ご心配はよくわかります!
この沖縄県北部地域では都市部と比べて企業数も少なく、ある特定分野の専門職の方を探すのは実際難しいですが、真面目で一途な方が多いので、少しずつ業務レベルを上げて育てていくというのは十分可能です。
例えば、大手企業のWebサイトを手がける進出企業のリーダー格の方は、前職は市役所職員だった方で、当然Webサイト制作の経験は一切無かったのですが、その会社で長く働く中で実力を身につけ、いまはその立場で更なるレベルアップに向けて頑張っています。
そのため、最初から専門職の方を採用するというよりかは、数年かけて育て上げていくと考えてください。
長く進出されている企業は皆さんそのような形でうまく経営されています。 人材募集については、民間の求人サービスも活用した上で、ハローワークも求人情報を多く持っていますので相談してください。それに加えて「人的ネットワーク」も有効ですので、NDAへ求職情報をもっていないかどうか、お気軽に相談してください。 人件費については各企業様々となりますが、沖縄県の最低賃金は896円。正社員ですと、だいたい月額15、16万円ほどからスタートしている企業が多いです。
任せる業務レベルの向上にあわせて、賃金についてもステップアップを是非ともお願いいたします。
名護市を選ぶ理由について
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うちの会社もそこまで専門的なスキルがなくても大丈夫だし、
かなり安心しました。
沖縄県への進出の可能性が少し具体的に見えてきたのですが、
県内にインキュベート施設はたくさんあるようです。
なんで名護なの?を聞かせてください。 -
そうですよね、那覇空港に降りてから名護市まで約70km。 車で1時間半ほどかかる距離にあります。
那覇空港から近い那覇市のほうがはるかに都会で便利もよく、求職者や企業も多く仕事がしやすい、社員を探しやすいというのは私たちもそう思います。
でも、どの都市においてもメリットデメリットはあり、名護市へ進出するメリットは実はたくさんあるんです! 税制待遇などについての詳細は「進出サポートページ」を確認いただければと思いますが、沖縄の中でも北部はだいぶ田舎にありますので、会社運営における様々な固定費(施設費、人件費、その他経費)に大きく差があり、社員数が多くなればなるほど、その差は大きくなっていきます。 進出企業に聞くところ、都市部ではあり得ない、社員の無料駐車場は最高のコストメリットだとか。
また、北部地域は会社数も少ないので、長く勤務していただける社員が多いのも特徴です。 都市部ではライバル企業も多く、仕事に慣れてきたときに他社へ転職を・・ということも多く、社員の皆さんとしっかり信頼関係を気づいていければ、確実に安定経営につながります。
たった1時間半ほど距離があるだけで、それほど恩恵があるんですよ!
うまく私たちと連携をしながら、事業と会社を大きくしていきましょう。
沖縄県ってどんな所?
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名護市進出のメリットは理解できてきたのですが、
実際に住むことを考えるとどうなんでしょう?
沖縄県で暮らしたことがないので、どんな生活スタイルになるのか、
まるで想像ができず。 -
確かに本土と比べると全く気候風土や文化も違いますね。
さらに那覇などの都市部とまた離れたところなので、では、名護市はいったいどんな街や暮らしなのか、よく聞かれる5つのポイント
【気候】【街】【食生活】【子育て】【休日の過ごし方】【交通】
についてお伝えしますね。
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気候について
名護市は沖縄県北部の「やんばる」と呼ばれる自然が多く残る地域に位置し、海と山に囲まれた街です。
年間平均気温は22、3℃ほどで、真冬でも10℃を下回ることはめったにありません。
ただ、ごくたまにミゾレが少し降ってニュースになることもありますよ。真冬でもダウンコートを着込むような気候ではないのですが、海風が強く、体感温度は意外と低く感じますよ。
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街について
名護市街地には、生活に必要なお店等はすべて揃っていますので安心してください。
大型スーパー、コンビニ、薬局、小売店、レストラン、居酒屋、カフェ、医療施設、娯楽施設などなど、生活には一切困りません。
最近はおしゃれなコワーキングスペースも出来て、出張の方にとっても環境は整っています。
無いものといえば。。。映画館がありません! -
食生活について
まずは沖縄そば、ゴーヤチャンプルーなどの郷土料理が思いつく方が多いと思いますが、実際にランチではよく食べますね。
定食屋さんに行くと数百円で沖縄そばや炒め物など、お腹いっぱい食べられます。
夜に居酒屋にいけばカラフルなお刺身も出てきますよ。
皆さん驚かれるのが、お弁当の量と金額です。300円ほどでたっぷり詰め込まれたお弁当が買えます!
インキュベート施設にも販売しにきますので、是非召し上がってください。 -
子育てについて
名護市ではお子さんとも安心して暮らせますよ。
市内には60の幼稚園・保育園、27の小学校、8の中学校、4の高校(沖縄高専含む)、2の大学・専門があり、幼稚園から大学まで自然豊かな環境で過ごすことができます。
また、夜間病院や診療所もあり、小さなお子さんがいるご家庭でも安心!小中学校では自然を取り入れた授業も行われています。
子育てのことを考え、本土出身の方で名護市へ永住されるご家庭も珍しくありません。 -
休日の過ごし方について
名護市の遊び場は海だけではありません。
市街地でお買い物はもちろんのこと、海沿い・山沿いの公園や動物園といった家族で楽しめるスポットから、沖縄のお酒「泡盛」の酒造見学ツアー、各種テーマパークといった老若男女が楽しめるところがたくさんあります。
高級リゾートホテルでの食事、散策や海沿いのドライブも最高ですね。 -
交通について
基本的に自家用車での移動になりますが、市全域に1時間に1本ほどの間隔でバスが運行しているほか、タクシーや運転代行サービスもあります。
県内の移動については、時間はかかりますが高速バスやローカルバスもありますので、一応自家用車がなくても移動は可能です。
そうそう、電車はありませんよ!
ゆいレールというモノレールは那覇空港から一部の区域で運行されています。
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生活面での話も聞けて、より具体的に想像できてきました。
その他に知っておいたほうが良いことはありますか? -
そうですね、沖縄に住むということは、沖縄の文化をちゃんと知ることが大事ですね。
沖縄の年中行事は旧暦で行われていて、本土とは異なり旧暦になっています。 特徴的なのは、4月に「清明祭(シーミー)」と呼ばれる、大きなお墓の前に親戚一同集まって料理やお花をお供えしつつ、ご先祖と一緒にお酒と料理を楽しむお墓参りの行事があります。 他にも慰霊の日や旧暦のお盆など、沖縄の方々は文化や歴史に対して非常に重きを置いています。こういった日は会社が休日としている場合もありますので、ビジネス面だけ重視するのでなく、沖縄の文化に対しての理解が非常に重要です。 ちなみに、服装ですが、「かりゆしウェア」と呼ばれるアロハシャツのようなものをだいたい4月から10月の間は着用している企業が多いです。
それ以外の時期は本土同様にスーツを着用しています。
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いろいろな話を聞けて、名護市進出のイメージがとてもよく湧きました。
これをもとに社内で検討いたしますので、また相談に乗ってください。 -
はい、役所の組織ですとどのような相談まで出来るのか不安に思われるかもしれませんが、とにかく疑問点があれば何でもまずはご相談ください。
皆さんに名護市でお会いできるのを楽しみにしてます。